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komeod

耳はいい音を聞くため

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耳はいい音を聞くため

しみじみ思うんです。 
 こうして、また今日も過ぎてゆきます。 お祭りのお囃子の音やら
パトカーやら、救急車の音、バイクの音。 みんな 今 それぞれに
いろんな人生があり、そこに生きている。 私はひとりぼーとしてい
ます。 みんなそれぞれの人生を歩いています。 若いうちは自分
の人生として、考える余裕もない日々だったなあと思うのです。 
 先日、あるかたと話ししてたらね。
 お年寄りの中でも、いじめのようなことがあると、聞きましてね。
 人と人がある限り、いろんなことは日々に、起き、あるものなので
しょうね。 それがいきているということなんでしょう。 私はひとり
笑っていたいなあ・・・。

 ひとり笑っていたいな

  生きている
  生きているから
  よくいきたい 

  老いを重ねて この
  穏やかな日々が好き
  今がしあわせ

  誰かのこころに
  残るのではなく
  おられたかなという

  ホンワリと ほのぼのと
  いるかいないか
  わからなくていい

  そういう人でありたい
  そのひとことで
  ふわっとあたたまる

  そういうひとになる 
  そういういきかたがいいんだけど
  ああなれないなあ 

  口はつむって
  ただ ただ微笑んでいよう
  口はえがおのためと公司註冊

  眼はやさしく
  周りを見守るために
  耳はいい音を聞くために
 
  そういうひとになりたいなあ
  なかなか なれないけれども許智政 
  いつもわらっていたいなあ 


 子どものころ、私は食べ物の好き嫌いがはげしく、そのため大
変虚弱でした。 だから、母からよくお地蔵さまの話を聞かされ、

 「よく食べて体を丈夫ににし、長生きしないといけない。 親より
先に死ぬことは何より親不幸だから、子どものうちに死んだら賽
の河原というところへ行かなければならぬ。 そこで川原の石を
”ひとつ積んでは父のため、ふたつ積んでは母のため” と積ま
ねばならない」 などといわれたものあります。

 ひとつ積んでは父のため、ふたつ積んでは母のため、と下手な
節をつけてそれをいわれると、子ども心にも、なんだか涙が出てく
るような気がして、たいへん心にしみました許智政
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