路地に入ると、子供用のビニールプールやポリバケツに水を貯めたものを置いてある。家の前で待ち構えて、帰ってきた町内の神輿に水をかける。これには小さな子供でも参加できる。水鉄砲で遊ぶ子どもたちもいる。子供の頃、水遊びばかりしていると肝心なとき(神輿が来たとき)に水が溜まって無くて困るからやめてと、やんわり伯母に叱られたような記憶もある。大きくなってからはその、母の実家で半被を着せてもらい、びしょ濡れになりながら神輿の後ろを歩いたりもした(担ぐ勇気はなかった)。3年に一度の本祭が楽しみで、夏休みのいい思い出のひとつだ。
祖母が亡くなってからはほとんど行かなくなり、今は伯父(母の兄)も亡くなって代が変わり、母が一緒でなければその家に寄ることもなく、祭りはちょっと遠くから眺めるだけのものになった。でも今年は水がかかるくらい近くでお神輿を観ることができたし、ちゃんと富岡八幡宮にもお参りしてたこ焼きも食べて、疲れたけど楽しかったなあ。
こんなに急激な日焼けなんか何年ぶりだか思い出せないくらいで痛いし、失敗したなと思うんだけど、赤い手首はなんだか愛しい。